小・中・高における国語授業の改革 文学作品・説明的文章を読む方法 -構成・構造、形象・論理、吟味・批評- の追究 「読み」の授業研究会

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【国語授業実践講座 Q&A】「教科書に載っている教材を、読み研方式で授業をしてみたいのですが、どうやって分析したら良いのでしょうか。」

鈴野高志

「教科書に載っている教材を、読み研方式で授業をしてみたいのですが、どうやって分析したら良いのでしょうか。どこから始めれば良いのでしょう。わかりません。」

 物語・小説の授業であれば、Ⅰ.構造よみ、Ⅱ.形象よみ、Ⅲ.吟味よみ――という順に読んでいきます。実は、分析する場合も実際の授業と同じ順番で分析していくことが効果的です。さらに例えば「構造よみ」の授業では、まず「事件」の始まりである「発端」を、次に最も大きな転換点である「クライマックス」を、そして最後に「山場の始まり」と「結末」を決めるのですが、分析の段階でも全く同じ順番で決めていくとよいでしょう。

 そのさい、できれば一人で黙々と考えるのではなく、同僚の方、相持ちの先生と一緒に分析するのがよいと思います。大人どうしで考えても例えば「どこがクライマックスか」についての意見が分かれることがあり、その議論がそのまま実際の授業で子どもたちに議論させるときに大いに生きてくるのです。「形象よみ」も授業の順番と同じように、導入部、展開部、山場、終結部という順に読んでいきます。「形象よみ」で何をどのように読んでいくかということについては、読み研関係の書籍をご参考いただければよいのですが、特に大切なことは、「構造よみ」で決めた「クライマックス」を意識し、その「クライマックス」に向けてどのような伏線が仕掛けられているか、それがわかるところを中心に読んでいくことが、作品の理解にあたり重要なカギとなります。

 説明的文章についても、「構造よみ」で「はじめ・なか・おわり」(序論・本論・結び)に分けるところから分析を始め、「論理よみ」でやるように「柱」とそれ以外の部分との関係を考え、最後にその文章でよく書けているところや批判の対象になりそうなところを考えていきます。説明的文章の分析でも、やはり一人ではなく複数の教員で意見を出し合って決めていくことが大切です。そのことが、実際の授業における子どもたちの議論の段階で役に立つだけでなく、独りよがりではない客観性のある読みを生み出していくのです。

【国語授業実践講座 Q&A】「教科書に載っている教材を、読み研方式で授業をしてみたいのですが、どうやって分析したら良いのでしょうか。」

「教科書に載っている教材を、読み研方式で授業をしてみたいのですが、どうやって分析したら良いのでしょうか。どこから始めれば良いのでしょう。わかりません。」

 物語・小説の授業であれば、Ⅰ.構造よみ、Ⅱ.形象よみ、Ⅲ.吟味よみ――という順に読んでいきます。実は、分析する場合も実際の授業と同じ順番で分析していくことが効果的です。さらに例えば「構造よみ」の授業では、まず「事件」の始まりである「発端」を、次に最も大きな転換点である「クライマックス」を、そして最後に「山場の始まり」と「結末」を決めるのですが、分析の

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