授業づくり
論証責任を問う「批判よみ」のスキル

薄井道正(滋賀県立長浜北高等学校)  拙著『謎とき国語への挑戦』(学文社)に収録した「国語通信」60号で、ロニー・アレキサンダー氏(神戸大学教授)の「『食』だけが文化なのか」(2002年5月23日付『朝日新聞』「eメール […]

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コラム・提言
「とんかつ」(三浦哲郎)から

 関西サークルの第3回例会で、大商大堺高校の藤田隆介さんが三浦哲郎の「とんかつ」の授業について報告した。 だいぶ前のことになるが、数社の高校の国語の教科書に「とんかつ」が収録された。その時は「とんかつ」は高校の国語教師の […]

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関西地方
第3回関西サークル例会報告(2006.5.20 京都)

 2006年5月20日、京都市・本能寺会館において第3回例会を開催し、9名の参加で教材研究を深めました。  報告1では、「動物の体」(東京書籍・小学5年)を使った説明的文章の読み方指導について加藤郁夫氏(大阪樟蔭女子大学 […]

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授業づくり
評論に対して自分の意見を持たせる

丸山義昭(新潟県公立高校)  3年生の現代文の授業。4月の最初の教材が「判断停止の快感」(大西赤人)である。教科書(三省堂『高等学校 現代文』)は「評論」としているが、随筆的な文章である。 内容はおおむね次の通り。  若 […]

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授業づくり
学年全員による呼びかけ(ビデオ沖縄戦「未来への証言」を見て)の指導(後編)

小倉泰子(東京都葛飾区立一之台中学校) 2.エイサーへの学年の取り組み  昨年の文化祭では、エイサーあしびなーに取り組んだ。今年は動きがやや難しいミルクムナリに取り組むことにした。昨年エイサーに取り組んだのは、子どもたち […]

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授業づくり
学年全員による呼びかけ(ビデオ沖縄戦「未来への証言」を見て)の指導(前編)

小倉泰子(東京都葛飾区立一之台中学校) 報告の概要  文化祭の学年発表(沖縄の民舞「エイサー」の発表)の中に、全員による呼びかけを入れた。一人40~160字の言葉を、ステージ前のひな壇に上って、客席に向かって何も見ずに呼 […]

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授業づくり
詩「相聞」(芥川龍之介)の授業

 この教材は、平成5年度版の東京書籍の教科書(中3)に採録された。いい教材だと思っていたが、一回限りで姿を消した。思うに、「不倫」と読まれては、教育上よろしくないとでも考えたのだろうか。 佐藤春夫の解説が1ぺージ載ってい […]

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コラム・提言
「公立校は学校なのか」AERA4月3日号の波紋

小中一貫“教育特区”東京・品川区の教育改革裏話 この春、東京品川区で公立の小中一貫校が発足し、話題となった。「教育改革」が嵐のように進むなか、品川の教師たちの間でこんな落首がささやかれている。  品流し 改革進んで 品回 […]

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授業づくり
授業に挑む ─「自己PR」を書く─

読み研通信83号(2006.4)  実践というものは、ちょっとしたキッカケから、糸を紡ぐように広がりを見せることがある。 学習院女子大で「論理的文章を書く」という講座を担当していたとき、「エントリーシートを見ていただけま […]

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授業づくり
『ミミコの独立』(山之口貘)

読み研通信83号(2006.4) 宮城洋之(東京都杉並区立荻窪中学校)  年度が替わり、初めて対面した生徒たちとの授業をスタートさせている先生方も多いと思う。 「読み研」の授業と初めて出会う生徒の導入教材として、数年来、 […]

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