教材研究

授業づくり
説明的文章の構造よみをどうおこなうか

研究紀要VI(2004.8) 丸山義昭(新潟県立長岡高等学校) 1 構造よみとは何か 一 なぜ構造よみを最初にやるのか  構造よみとは、文章を前文・本文・後文(序論・本論・結論)の三部構造で把握することであり、構造よみ・ […]

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教材研究
高校部会研究報告「水の東西」の吟味よみ

読み研通信75号(2004.4) 一 はじめに  今年二月、第十二回高校部会において、「水の東西」(山崎正和)の分析提案と模擬授業を担当させていただいた。そこでの討論をふまえて、吟味よみを中心に報告する。 なお、この文章 […]

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授業づくり
「とんかつ」(三浦哲郎)

読み研通信74号(2004.1) 藤田隆介(大阪商大堺高校) 〈はじめに〉 「今年の一年はどうなってるねん」 ここ数年、私の勤務校の職員室で必ず耳にする、お決まりのグチ。たしかに、私自身も、三年に一度担当する一年生の激変 […]

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教材研究
「おにたのぼうし」(教育出版・小三)の「事件設定」と主題を読む

研究紀要V(2003.8) 佐藤建男(東京都足立区立中島根小学校) 一、メタプロットと「事件設定」  文学作品を「読む」ということは、どういうことか。「読み」という行為はどういう意味を持つのか。作品の何をどう読めばいいの […]

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授業づくり
実践報告 「アーチ橋のしくみ」(教育出版・小4)

読み研通信72号(2003.7) 《始めに》  私は、読み研の指導理論がよくわかっていない。だから、新教材にぶつかるたびにクライマックスは?柱は?と揺れてしまう。私自身の教材分析力の足らなさになさけないおもいをしている。 […]

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教材研究
見えないものが、見えてくる! 異説「秘密」(原田宗典・教育出版・中学二年)の教材分析

読み研通信70号(2003.1) 1 見えているもの  この物語は、「十歳の夏休み、わたしは隣町の『秘密屋』で、偶然、母の秘密が質流れになって売りに出されているのを見た。わたしは、自分の秘密を質草にして母の秘密を買い、中 […]

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教材研究 「体を守る仕組み」(光村・小四下)

読み研通信70号(2003.1) 甘利祐子(東大阪市立加納小学校) 1 はじめに  もし、自分が病気にかからなければ、原稿を書くというだいそれたことは、しなかっただろうと思います。手術後、夏の大会に参加し、原稿依頼を受け […]

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教材研究
小説・物語のクライマックスをめぐる問題  ─「きつつきの商売」を例にプロット・ストーリー問題を再考する─

読み研通信68号(2002.7) 1 「きつつきの商売」のクライマックスはどこか  二〇〇二年四月の読み研・運営委員会で、クライマックス論争があった。二〇〇二年の夏の大会で取り上げられる物語教材「きつつきの商売」(林原玉 […]

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教材研究
新年度版国語教科書の中で貴重な『平和文学教材』 ─「ちいちゃんのかげおくり」(小3・光村)─

読み研通信66号(2002.1) 橋口みどり(町田市立原小学校) 一 教材の今日的な意味をさぐる ① 小学校光村図書一~六年の国語の中で、三つしかない平和教材、そのうち物語は、三、四年でそれぞれ一つ、六年生の教材は、伝え […]

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教材研究
小川国夫『物と心』 ―形象・主題よみの授業のポイント―

研究紀要III(2001.8) 一、 はじめに  小説『物と心』は、数年前まで明治書院の『精選国語?』の教科書に収録されていた教材である。現在は別の作品に差し替えられているが、短編で読みやすい上に、一語一文の深い読み取り […]

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