「読み」の授業研究会(読み研)によくいただく質問に答えています。
国語授業に関する質問は、国語授業講座Q&Aをご覧ください。

国語指導は、読み研の指導方法・指導過程が効果的であると聞きます。一体どんなところが良いのですか。

 読み研の指導方法・指導過程は、日本に戦前からある「通読→精読→味読」という指導方法を、現代に合うかたちで発展させたものです。長い歴史に裏打ちされた安定した指導方法・指導過程と言えます。

 文学作品では「構造よみ・形象よみ・吟味よみ」、また説明的文章では「構造よみ・論理よみ・吟味よみ」というそれぞれ三つの指導方法・指導過程を通して、子どもたちは深く読む力を身につけることができます。また、学習指導要領でも重視されている「言葉による見方・考え方」を確実に身につけることができます。

「読み研(方式)って、難しそう。私にもできるのでしょうか?」

 読み研は、どなたでも生徒の知的好奇心を引き出せるような指導方法を目指しています。全ての子どもたちに「学ぶ楽しさ」を共有できる授業を創造するためには、教師自身がまず教材と深く向き合い、子どもたちが発言しそうな様々な意見を予測し、どう絡ませ、どう収斂するかを考えることが必要です。

 読み研には、教科書に掲載されている数多くの作品を分析してきた長年の蓄積があります。また、子どもたちと試行錯誤しながら授業を作り上げてきた技術力があります。そうやって作り上げてきた実践を皆さんと共有していきたいと考えています。また、皆さんと研究を進めながら、より良い授業を目指していきたいと考えています。

読み研の研究会に初めて参加しようと考えていますが、何か準備は必要でしょうか?」

 初めて参加される方のために、毎回「読み研初心者講座」をご用意しております。そちらでわかりやすく解説しております。事前に本やネットで勉強なさる必要は全くございません。どうぞ、安心しておいでください。

研究会の模擬授業は是非拝見したいのですが、子ども役として授業に参加しなくてはいけませんか。」

 参加しなければいけないということは、ありません。参観だけの参加も大歓迎です。どうぞ安心なさってください。ただ、普段は経験したくても経験できない、授業を受ける側に身をおくことで、びっくりするほどの「気づき」があるのも事実です。機会があれば、是非体験してみてください。

読み研に入会したいのですが、どのようにすればよいですか?

 読み研は、非会員制の研究会です。「夏の大会」や「冬の研究会」にぜひご参加ください。地方サークルの活動も行っています。

上記以外のご質問がある方は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。