2016読み研 春の学習会 IN 京都(ご報告)

四月からの、楽しく力のつく国語の授業づくり─「アクティブ・ラーニング」「言語活動」を生かした国語の授業のつくり方―

 3月26日(土)、京都市の下京いきいき市民活動センターにおいて、「第2回 読み研 春の学習会」を実施しました。総勢25名の参加者があり、豊かで深い学び合いができました。遠く静岡や福岡からご参加下さった先生方もおられました。

◆講座1  話し合い・学び合いを生かす国語の授業づくり
 ─「きつつきの商売」(小3)を使って
  担当:永橋 和行(立命館小学校)

  4月からの授業開きをどうするか、というところを切り口に、学習集団作りのこつ、要諦について学びまし  た。

【参加者の感想】
 ・4月から学習集団ができるように働きかけたいと思いました。学習リーダーを育てるこ と、がんばりたい  なと思いました。
 ・「授業びらき」のすすめ方についてとても参考になりました・

◆講座2 「アクティブ・ラーニング」「言語活動」を生かした物語の授業づくり 
 ─「あめ玉」(小5)を中心に
 担当:竹田 博雄(高槻中学校高等学校)

 「あめ玉」を使って、クライマックスの読み取りと、冒頭の一文の形象よみを模擬授業形式で行いました。先  生方の読みの深さに感心しました!

【参加者の感想】
 ・学習班や全体での討論を通してどんどん自分の読みが深まっていくのを感じました。
 ・形象よみという読み方がおもしろかったです。

◆講座3 「アクティブ・ラーニング」「言語活動」を生かした説明文の授業づくり 
 ─「たんぽぽのちえ」(小2)「大きな力を出す」(小4)を中心に
 担当:加藤 郁夫(読み研事務局長)

 問題提示に対して、「本論」(なか)は、どのような述べ方になっているか? という観点を切り口にして、 二つの説明文について読解を深めました。

【参加者の感想】
 ・説明文の基礎である「題名」について考える事ができました。
 ・文章中の叙述や言葉をもとに考えることが構成理解にもつながっていって興味深かったです。
 ・吟味よみが楽しかったです。

 今回の学習会も、とても充実した学びの時間となりました。参加の先生方、ありがとうございました。次年度 も、また是非、ご参加下さい。お待ちしています。

プロフィール

「読み」の授業研究会
「読み」の授業研究会(読み研)
「読み」の授業研究会は、子どもたちに深く豊かな国語の力を身につけさせるための方法を体系的に解明している国語科の研究会です。
2021年に設立35年を迎えました。