第12回 九州「読み研」大会 in 八女 のご報告

 3月31日(土)に、福岡県八女市のおりなす八女 研修棟において、第12回九州読み研大会を行いました。参加者は予想を上回る42名となり、小学校、中学校、高校と色々な校種の先生方に加え、他教科の先生や市役所にお勤めの一般の方、また熊本県や兵庫県、関西、関東など遠方の先生方にもご参加いただきました。
 午前中は読み研事務局長の加藤先生の基調提案と説明的文章「動物の体と気候」の学習、午後は文学作品「盆土産」の学習でしたが、一日を通して活発な話合いがなされ、色々なご意見もいただき、とても充実した研究会となりました。
 感想の中にありがたいお言葉をたくさん頂戴いたしましたので、一部以下に紹介します。

・主体的な読み、深い読みの考え方を加藤先生の講話をお聞きする中で学ぶことができました。さらにもっと勉強していきたいと思います。教材研究の大切さと楽しさを実感しました。授業をやりたくなりました。ありがとうございました。

・今回、初めて参加させていただきましたが、午前中は説明文の読み方を知り、今まで知っていたことも含めて改めて整理し考えることができました。実際に来年度、教材研究をしっかりと行い、使っていきたいと思います。午後も物語文を皆さんと読み、考えていく中で、「盆土産」の面白さにまず自分が気づくことができました。今度2年生を担当するので、一つ一つやってみたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

・今回参加させていただきありがとうございました。大変勉強になりました。色々な書物、様々な国語の授業を見てきましたが、三者三様で正直なところ国語の授業とは何なのかよくわからなくなってきていました。今回の授業はとても整理されていて、なおかつ根拠に基づいたものだったので大変分かりやすかったです。もっと学んでいきたいという気持ちになりました。

・「読み研」の学習会に参加して毎回新しい発見や学びがあります。今の職場では、ひとつの教材に複数人で協議しながら研究するチャンスがなく、ひとりよがりな授業になっているんだろうなあ……と反省しています。今年度は同僚と共同で教材研究に取り組もうと刺激をいただきました。ありがとうございました!私もがんばります!!

・私自身は理科(中学)が専門なのですが、常々国語の大切さを感じています。ものの見方・考え方の基本に「考える時に使う言葉をいかに身につけ使えるか」があると思っているので、今日の研修はとても勉強になりました。一日を振り返って、とにかく楽しくておもしろい!研修でした。説明文も物語文も学べてすっきりした感じです。グループでの話合いによって考えが深まり、授業者の発問でさらに考えさせられました。教材研究は大切ですね。一日ありがとうございました。

・教職員ではありませんが、本大会に参加させていただきまして、国語の授業がこんなに楽しいものと初めて気づきました。自分自身が授業を受けている時は、ここまで先生方が教えてくださっていたのかもしれませんが、理解できていませんでした。本当に楽しかったですし、色々と気づかされました。ありがとうございました。

 九州八女では、大会と同じ「おりなす八女研修棟」にて毎月サークルの例会を行っております。
ホームページで例会のご報告・次回のご案内をお知らせいたしますので、どうぞお気軽にご参加ください。
ご連絡、お問い合わせは以下までお願いいたします。

久留米市立諏訪中学校  渡邊 絵里

プロフィール

「読み」の授業研究会
「読み」の授業研究会(読み研)
「読み」の授業研究会は、子どもたちに深く豊かな国語の力を身につけさせるための方法を体系的に解明している国語科の研究会です。
2021年に設立35年を迎えました。