第1回関西地域学習会報告(2005.11.23 宇治市)

 2005年11月23日(水・祝)、京都府宇治市の立命館宇治中学校・高等学校にて、読み研第1回関西地域学習会が開催されました。京都・大阪から11名の小・中・高の教員が参加し、二つの教材をめぐって研究を深めました。
 最初に、加藤郁夫氏(大阪樟蔭女子大学)から「サクラソウとトラマルハナバチ」(鷲谷いづみ、光村図書、小学校5年)の教材研究が報告されました。加藤氏は、説明的文章の読み方指導の基本をふまえ、「サクラソウとトラマルハナバチ」の構造よみ・論理よみ・吟味よみについて報告しました。
 続いて、岩崎成寿氏(立命館宇治中学校・高等学校)から「高瀬舟」(森鴎外)の構造よみ、特にクライマックスをめぐる教材分析が提案されました。
 それぞれの報告に対して率直な疑問や意見が次々と出され、教材研究を深めることが出来ました。次回は2月に開催することを確認し、閉会しました。
  今後、この学習会を継続していきますので、みなさまのご参加をお待ちしております。以下、参加者の感想を一部紹介します。

○「教師としての読む力」を身に付けるために教材研究をする(自分一人ではなく、他の方との交流)機会がなかなか無く、たいへん刺激を受けました。市販されている「読み研」の本でも勉強させては頂いていますが、やはり生の報告は良いですね。自分の中でもやもやしたところを、明快に説明していただいて、すっきりしました。また、機会がありましたら、ぜひ参加したいと思います。

○多角的な視点で「読む」ことのおもしろさ、大切さなど改めて認識しました。もっとたくさんの方々の「読み」方を知りたいと思います。そのためにも、次回(?)からあらかじめ教材を渡していただいて、参加される方々の「読み」を発表しあえたら、と思います。

○「何をどのような手立てで学ばせるのか」の「どのような手立て」でというのをすごく知りたいと思って来てみましたが、まず「何を」の部分で自分がいい加減だったということをあらためて気づきました。「○○方式」ときくと、すぐ How to かなと思い、すぐできる改善にむけて走ってしまいがちですが、まず自分が教材を楽しめることが一番だなあと思いました。とても楽しく学ばせていただきました。

○いつも思うことです。単元を終えてから、生徒の提出した感想文を一つ一つ読んでいると、深い読みをしている生徒の文にたどりつき、そこから又発展させて授業を深めたいと思います。そうなると、授業時間数が足りないわけで。もっと、授業で意見が交わせないものかいつも悩みます。今日の学習会では大変勉強させていただきました。教材研究にしっかり時間をかけたいと強く思いました。