第3回 関西サークルin高槻のご報告

 3月29日(土)、第3回関西サークルin高槻を開きました。今回、豊中の小学校の先生が新しく参加して頂きました。このように、少しずつでも学びの輪が広がっていくのはとても嬉しいことです。楽しい時間を過ごすことができました。

 最初は、高槻中の竹田氏による「オオカミを見る目」の教材研究発表です。文章の構成を読むことで、気になるいくつかの段落が顕在化してきました。そこに着目することで、語り手の意図が新たに読めてきました。中一の説明的文章の導入教材として、非常に面白いと参加者の評価を得ました。構成、論理、吟味、どれもが一定の豊かさで読み込める教材だと思います。

 続いては、今回初参加して下さった先生が持ち込まれた、小学校教材の分析を急遽、行いました。柱の文の見つけ方、考え方、要約の方法など、読み研でも、実は、意見の分かれやすいテーマについて、具体的に意見交換しました。改めて、小学校の文章分析の奥深さが実感できる検討会となりました。

 また、読み研事務局長の加藤氏による、物語の入門講座も行われました。教材は、「スイミー」。この作品は、ほんとに分析に終わりのない、読む毎に新しい発見のある作品です。今回は「からす貝」の正体について、非常に面白い分析をご披露頂きました。

 次回、第4回は5月17日(土)午後1時30分、の予定です。

 是非一度、関西サークルへおいで下さい。ご一緒に教材研究しませんか?

プロフィール

「読み」の授業研究会
「読み」の授業研究会(読み研)
「読み」の授業研究会は、子どもたちに深く豊かな国語の力を身につけさせるための方法を体系的に解明している国語科の研究会です。
2021年に設立35年を迎えました。