私の小道具「班意見カード」  

『読み研通信』第130号(2019.4.27発行)の「私の小道具&小技」より渡邊 絵里先生の小道具を再掲します。

班で話し合いをさせ、全体討論を行う時、以前は班の意見を黒板の左端に表を作って記入させていましたが、子どもたちが黒板に書くのは意外に手間取るので、 時間がもったいないなあと思っていました。
そこで、時間が短縮できてわかりやすい方法はないかと考え、矢印型の班カー ドを作って貼らせることにしました。 

説明的文章の構造よみの時に、序論がどこまでだと思うかを表すのに使ったり、 論理よみの時に柱の段落がどこかを表すのに使ったりしています。班の中で意見が分かれたときには手書きをさせています。

どの班がどういう意見を持っているか、 どういう意見が主要なものとして出ているか、どういう異論が出ているかが一目でわかり、また、話合いの途中で意見が変わる場合にもすぐに移動させることができる点で気に入っている小道具です。

今回ご紹介した渡邊先生の文章は、『読み研通信』に掲載されていたものです。
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プロフィール

「読み」の授業研究会
「読み」の授業研究会(読み研)
「読み」の授業研究会は、子どもたちに深く豊かな国語の力を身につけさせるための方法を体系的に解明している国語科の研究会です。
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