2022年冬の研究会の紹介①「物語・小説の教材研究、わたしたちが担当します!」(八女サークル)

2022年、読み研・冬の研究会で研究発表を担当するサークルに意気込みを語ってもらいました。

「帰り道」(小6)「星の花が降るころに」(中1)を取り上げ、物語・小説の教材研究について研究発表をする福岡・八女サークルからのコメントです!

「帰り道」「星の花が降るころに」の教材研究、わたしたちが担当します!

福岡・八女サークルからのコメント

 授業の醍醐味は、深い教材研究に裏打ちされた学習課題が刺激となって主体的に学ぶ姿を見せたり、物語作品の中に生きることの意味や価値を発見したりする子どもたちの姿に出会えることではないでしょうか。ただ毎年のように指導している教材であっても、改めてサークルで検討してみると、(八女サークルは毎月一回土曜日の午後に定例会をしています。)新しい発見があったりして、教材研究の奥の深さを感じることがあります。国語教師はいつになっても教材研究と真摯に向き合わなければと思います。

 研究2では「帰り道」と「星の花が降るころに」をとりあげます。

 「帰り道」は、同じストーリーに基づいて律と周也が語り手となるという二つのプロットをもつ作品です。二つのプロットを描くことでどんな効果があるのか、何が読めるのか、参加者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。

 「星の花が降るころに」も子どもたちが好きな教材の一つです。伏線がクライマックスに向かって豊かに仕掛けられている作品です。その魅力を提案できればと思います。八女サークルでは、定例会の他にこの冬の大会に向けて何度か検討会をもちました。「朋遠方より来たる」の心境で、時には分析をめぐって議論をたたかわせながら、その過程こそが教材研究のあり方だと考えて準備を進めてきました。

 元気の出る学習会にしたいと考えています。多くの先生方の参加をお待ちしています。

福岡・八女サークル

冬の研究会の日程詳細やお申し込みについては下記をご覧ください。

読み研 第37回 冬の研究会 詳細
日 時2022年12月25日(日)13時00分〜18時40分
※大会当日は、開会一時間前からzoomに接続できます。
詳しい日程については下記でご確認ください。
場 所オンライン(Zoom上にて)
参加費1,000円
※資料データ付き
参加費のお支払い方法は、「銀行振込」「クレジットカード」からお選びいただけます。

日程

2022年12月25日(日)

  • 13:00~13:10(10分) 冬の研究会・参加のコツ(永橋 和行 読み研事務局長)
  • 13:10〜14:30(80分)
    講演:国語科の教材研究の方法を極める
    -「お手紙」(小2)「一つの花」(小4)「大造じいさんとガン」(小5)「少年の日の思い出」(中1)を示しつつ方法・方略を提案する
    講師:阿部 昇(読み研代表・秋田大学名誉教授)
  • 14:45〜16:05(80分)
    研究1:説明文・論説文の教材研究力を高める
    -「時計の時間と心の時間」(小6)「クマゼミ増加の原因を探る」(中2)をとりあげつつ
    提案:茨城・つくばサークル
  • 16:20~17:40(80分)
    研究2:物語・小説の教材研究力を高める
    -「帰り道」(小6)「星の花が降るころに」(中1)をとりあげつつ
    提案:福岡・八女サークル
  • 17:50~18:30(40分)
    Q&A:教材研究の疑問・悩みに読み研が答える
    ―参加者からの事前の質問・その場の質問に答えます
  • 18:30~18:40(10分) 冬の研究会まとめ(阿部 昇 読み研代表)

プロフィール

「読み」の授業研究会
「読み」の授業研究会(読み研)
「読み」の授業研究会は、子どもたちに深く豊かな国語の力を身につけさせるための方法を体系的に解明している国語科の研究会です。
2021年に設立35年を迎えました。