第38回冬の研究会の紹介②「《 説明文・論説文》研究、わたしが担当します!」(鈴野高志先生)
読み研・第38回 冬の研究会で講座や研究を担当する先生に意気込みを語っていただきました。
今回は、研究会1日目・12月23日(土)に「研究1:《 説明文・論説文》の授業で「主体的な学び」を生み出す指導言」を担当する鈴野高志先生からのコメントです!
担当者のコメント
子どもたちが授業で読む説明的文章は、基本的にいくつかの段落から成り立っています。そして個々の段落は、決してバラバラに存在しているのではなく、あくまでもつながりのある文章の中で、筆者が内容のまとまりを考えて設定しているものです。私が小学生、中学生のころに受けていた授業を思い出してみると、ぼんやりとした記憶ですが段落ごとに要点をまとめるような作業が多かったような気がします。
しかし肝心なのは、段落ごとの要点よりも、文と文や段落と段落がどのように関係しあって、段落よりも大きなパートやもっと大きな文章全体を成り立たせているかということです。
「研究1」では、子どもたちが段落どうし、文どうしの関係を考えながらその論理関係に迫る授業、さらにその論理の構成が本当に妥当なものになっているかどうかを吟味する授業について、具体的な教材を例に、特に発問や助言にスポットを当てながら皆さんと一緒に考えていくつもりです。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。
鈴野 高志(茗溪学園中学高校・立教大学兼任講師)
■ 冬の研究会・日程
12月23日(土)
- 12:30~ 会場受付開始/Zoom開場
- 13:00~13:05(5分)開会のご挨拶と研究会参加のコツ
担当:渡邊 絵里(福岡県・三潴中学校) - 13:05~14:05 (60分)
◆初級講座1 :《 説明文・論説文》の系統的発展のコツ
―教材:「じどう車くらべ」(小1)「こまを楽しむ」(小3)「時計の時間と心の時間」(小6)「『言葉』をもつ鳥、シジュウカラ」(中1)ほかを使って
担当:町田 雅弘(茗溪学園中学高校・成蹊大学非常勤講師) - 14:20~16:20(120分)
◆研究1:《 説明文・論説文》の授業で「主体的な学び」を生み出す指導言
―教材:「想像力のスイッチを入れよう」(小5)「モアイは語る」(中2)ほかを使って
担当:鈴野 高志(茗溪学園中学高校・立教大学兼任講師) - 16:40~18:30(講演90分+対談20分)
◆ 講演と対談:「主体的な学び」を生み出す指導言づくり3つのポイント
講演:阿部 昇(秋田大学名誉教授・東京未来大学特任教授)
対談:熊添由紀子(福岡県八女市立見﨑中学校)
12月24日(日)
- 9:00~ 会場受付開始/Zoom開場
- 9:30~10:30(60分)
◆初級講座2 :《物語・小説》の系統的発展のコツ
―教材:「スイミー」(小2)「モチモチの木」(小3)「大造じいさんとガン」(小5)「走れメロス」(中2)ほかを使って
担当:永橋 和行(京都市立梅津小学校・大阪大学非常勤講師) - 10:45~12:45(120分)
◆研究2:《物語・小説》の授業で「主体的な学び」を生み出す指導言
―教材: 「海の命」(小6)「少年の日の思い出」(中1)ほかを使って
担当:岩崎 成寿(立命館守山中学・高校) - 12:45~12:50 (5分)研究のまとめ
プロフィール
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