国語授業の改革6号 (2006年)
確かな国語力を身につけさせるための授業づくり はじめに OECD(経済協力開発機構)学習到達度調査の「読解力」の結果が悪かったことが、日本で大きな問題として論議されています。 […]
第4回関西サークル例会報告(2006.7.25 京都)
7月25日、キャンパスプラザ京都において第4回例会を開催、9名の参加で教材研究を深めました。 報告1では、松井健氏(立命館守山高等学校)が小説「夢十夜」(夏目漱石)の分析を行いました。この教材は高校1年の教科書(4社 […]
ノート指導「学習記録」
宮城洋之(東京都杉並区立荻窪中学校) ※この実践は大村はま氏の著作にヒントを得たものです。 「読み研方式」を生徒たち自身が理解するようになると、授業に活気が生まれます。それは学習の見通しが立つようになるということと、さま […]
小説「形」(菊池 寛)の指導
小倉泰子(東京都葛飾区立一之台中学校) 中学3年・1学期、短い時間(計4時間)の中での指導を紹介します。 ▼1時間目 1 範読を聞く2 一読後メモを書く(B5版1枚) ①印象に残ったこと ②疑問に思ったこと ③題名「形 […]
子ども向け読み方講座を開いて
読み研通信84号(2006.7) 日浦成夫(東大阪・枚岡西小学校) 採択された教科書や教材の変化とその対応の難しさ 国語の読み方をどのように実践していくかは、その学年の一年間を見通して考えていかなくてはなりません。また […]
「平和を築く」(三省堂・中3)要旨よみの指導―説明的文章・三読法を生かす実践事例―
読み研通信84号(2006.7) 加納一志(東京・多摩中学校) はじめに――三読法技術の有効活用 三読法(科学的読みの授業研究会がとなえる読解指導法)という有効な指導法を使い、さらに豊かな授業形態はないか、いつも考えて […]
話せば→わかる。―添削を口頭で行う―
読み研通信84号(2006.7) 広井 護(土佐高等学校) 一 はじめに 読み研方式を受験指導に応用すると、きわめて有効であることを発見した。実は、「口頭添削」と名付けるすこし変わった受験指導を行っている。文字通り口頭 […]
文末表現や接続語で段落の中心をつかむ?
高橋喜代治 ―埼玉県の「教育に関する三つの達成目標」パンフの件― 次のテキストをみなさんはどう思われるか。埼玉県教育委員会が昨年4月に出した「教育に関する三つの達成目標」のパンフレットの国語(中一)の説明文の例示である。 […]
生徒会指導に関する提案
高橋喜代治 生き生きとして安定した学校をつくるために 学校が生き生きと安定してあるためには、生徒の集団的・自治的な力(生徒会の存在)が欠かせません。とりわけ、そのリーダー(核)である生徒会本部役員の自覚(自治意識)づく […]
論証責任を問う「批判よみ」のスキル
薄井道正(滋賀県立長浜北高等学校) 拙著『謎とき国語への挑戦』(学文社)に収録した「国語通信」60号で、ロニー・アレキサンダー氏(神戸大学教授)の「『食』だけが文化なのか」(2002年5月23日付『朝日新聞』「eメール […]