教材研究
『洪庵のたいまつ』(司馬遼太郎)の教材研究 2
その1/その2/その3 構成のよみに続くのは論理よみとなるのだが、伝記では論理ではなく、人物の生涯や事蹟を読みとるっていく。また、それに対する筆者の見方や考え方を読みとる。ここでは仮に「細部の読み」としておくが、もう少 […]
『洪庵のたいまつ』(司馬遼太郎)の教材研究 1
その1/その2/その3 司馬遼太郎の「洪庵のたいまつ」という文章がある。江戸時代、大阪で適塾を開いた蘭方医・緒方洪庵のことを述べた文章である。現在は三省堂・小学5年(平成27年版)の国語教科書に収録されている。 現行の学 […]
小学校・詩の授業「風景 純銀もざいく」(山村暮鳥)教材分析
『読み研通信』116号より 1 教材分析 風景 純銀もざいく 山村暮鳥 いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのは […]
俳句の教材研究 「いくたびも雪の深さを尋ねけり」
俳句を扱った時の教材研究を紹介します。 いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規 〈季語〉雪(冬) 〈切れ字〉けり 〈どこで一番大きく変化しているか〉いくたびも雪の深さを/尋ねけり①「雪の深さ」はふつうなら測るといった […]
「種をまく人」学校図書 中学三年 構造読み
「種をまく人」の構造読みを、1月30日の第五回神奈川学習会の場で、みんなで考えてみました。いっけんすると、バラバラの話の短編が三つ集まったようなのですが、この教材部分で構造を考えることができました。構造を考えてみたら、や […]
「蜘蛛の糸」の主人公は誰?
『読み研通信』114号より 一、はじめに 「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)は多くの人が知っている話であるが、授業でどのように扱っているのだろうか。教育出版では中一の教科書に読書教材として載っている。名古屋サークルで検討して、こ […]
「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)の教材分析
◆構造・構成のよみ 冒頭 ある日のことで・・・ 発端 すると、地獄の底に・・・ 山場のはじまり すると、一生懸命に上ったかいがあって、・・・ ◎クライマックス 今までなんともなかった蜘蛛の糸が、急に犍 […]
「海雀」(北原白秋)の教材研究
「海雀」は、長年に渡って小学校5年生の教科書に採用されていました。 反復、リフレインなどの表現技法に着目させながら、 詩のもつ「音楽性」や「絵画性」を学ばせるに適した教材です。 五七調で書かれており、古典への導入教材とし […]