【国語授業実践講座 Q&A】音読の効果的な指導はありますか?

音読の効果的な指導はありますか?

「音読の指導は、2つの点で重要である。1つ目は、小学校の中学年くらいまでは黙読より音読の方が内容の理解がより進む。声を出すことによって、視覚だけではなく聴覚も働き、正確で明瞭に読めるようになるからである。2つ目は、音読は授業の規律やリズムを作り出す。音読する声が教室に響き、みんなで同じ音を共有する、そんな授業の雰囲気を大切にしたい。」と、明治図書から2018年に出版された「小学校国語科『言葉による見方・考え方』を鍛える説明文・論説文の『読み』の授業と教材研究」(読み研関西サークル著)に「音読を効果的に生かす」がコラム欄に掲載されています。さらに下記の9つの音読の方法が紹介されています。

① 追い読み 教師の読みに続いて、子どもが読んでいく方法。新出漢字などの読みを指導することができる。
交代読み 教師と子どもで一文ずつ交代したり、男子と女子で段落ごとに交代して読んだりする方法。
③ 2人読み 隣同士向かい合って読む方法。2人で一緒に読んでもいいし、一文ずつ交代して読んでもよい。
④ 丸読み 一文ずつ順番に音読する方法。音読が不得意な子どもも比較的容易に取りくむことができる。
⑤ グループ読み グループ全員がそろって一斉に音読する方法。そろえて読むことを重視する。
⑥ 一斉読み クラス全員で声をそろえて音読する方法。前時の復習や、本時の課題を確認する時などに行う。
⑦ たけのこ読み 自分が読む文を決めて、自分のところに来たら立って読む方法。友だちと重なったら一緒に読む。誰もいないと教師が読むようにしておき、ゲーム感覚で楽しく音読することができる。 
⑧ ダウト読み 子どもが読み間違うと、他の子どもが「ダウト」と言って立ち、音読を交代する方法。緊張感があり、ゲーム感覚で音読することができ、集中した雰囲気を作ることができる。
⑨ スピード読み 普段より速いスピードで音読する方法。学習の最後に、音読が上達したことを確認できる。

 上記の9つ以外にも、もっとたくさんの音読の方法があると思います。音読を楽しむ、集中を高める、読みをじっくり深める等、ねらいに応じて音読の指導を行いたいものです。