読み研、研究紀要18号が刊行されました

読み研、研究紀要18号が刊行されました。

 18号では、梅原利夫氏(民主教育研究所)に『学習指導要領体制をのりこえるための四つの論点』をご寄稿いただきました。氏は、すでに『新学習指導要領を主体的につかむ』(二〇一八年)において、学習指導要領とどう向き合うかを述べておられますが、本論文ではさらに発展させたお考えを述べておられます。

 運営委員の論考としては、高橋喜代治氏の『「言葉による見方・考え方」と国語授業の考察』は、説明的文章の文種の見分けに着目しつつ、説明的文章の実際の授業記録の検討を通して、「言葉による見方・考え方」について考察しています。加藤郁夫の『小学1年~小学3年における説明文の読解指導の系統性と教材の研究』は、教科書教材に即して説明的文章の読解指導の系統性を論じたものです。阿部昇氏の『作品の深層に分け入り言語能力を育てる古典教育へのコペルニクス的転回』は、読み研がこれまでも追究してきた古典教育の分野に、さらに深く切り込んだ論文です。鈴野高志氏の『「補語」の類型から見た倒置法とその効果』は、文法教育への新しい切り口を提案しています。永橋和行氏の『新美南吉の「権狐」(草稿)と「ごん狐」(赤い鳥版)の異同を読む』は、草稿との比較を通しての新しい授業提案でもあります。熊添由紀子氏の『小説における場の設定のしかけを中心として三作品を読む』は、場を中心として深い教材研究を示しています。また、大庭珠枝氏の『「深い学び」を生み出す小学校高学年における古典の授業 』と熊谷尚氏の『主体的な情報の読み手を育てる新聞記事の「比べ読み」の教材開発と授業実践』は、自らの授業実践を教材研究から授業記録までを丁寧にまとめ振り返っています。小林信次氏の『「対話的な学び」の授業づくり』は、授業分析も入れながら、「対話的な学び」の授業づくりを詳しく丁寧に述べています。
ぜひ、お読みください。

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『研究紀要 18』 目次

1 学習指導要領体制をのりこえるための四つの論点             梅原 利夫  

2 「言葉による見方・考え方」と国語授業の考察              高橋 喜代治   
3 小学1年~小学3年における説明文の読解指導の系統性と教材の研究
   ―光村図書・東京書籍・教育出版の教科書を手がかりに         加藤 郁夫
4 作品の深層に分け入り言語能力を育てる古典教育へのコペルニクス的転回
   ―文法・文学史・道徳の古典から読み拓く古典へ            阿部 昇
5 「補語」の類型から見た倒置法とその効果                鈴野 高志   
6 新美南吉の「権狐」(草稿)と「ごん狐」(赤い鳥版)の異同を読む    永橋 和行 
7 小説における場の設定のしかけを中心として三作品を読む         熊添 由紀子 
8 「深い学び」を生み出す小学校高学年における古典の授業 
   ~『枕草子』「春はあけぼの」を使って~                大庭 珠枝  
9 主体的な情報の読み手を育てる新聞記事の「比べ読み」の教材開発と授業実践 
  ―第100回全国高校野球選手権大会の記事を使って―           熊谷 尚  
10 「対話的な学び」の授業づくり                    小林 信次
  
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