第36回夏の大会の紹介⑤「《説明文・論説文》入門講座、わたしが担当します!」(鈴野 高志先生)

　21世紀からのインターネットの出現は、私たちが1日に目にする情報量を、それ以前とは比べものにならないほど拡大してきました。
　その中には信用に値するものもある一方、残念ながらあやふやな根拠に基づいた情報や、意図的に悪意をもって発信している情報もあります。
　今私たち教師が目の前で育てているのは、まさにそのような時代、さらに今後も拡大し続けるであろう情報過多の時代を生きる子どもたちです。
　言葉によるたくさんの情報を、まずは正確に理解すること、さらにそれらが信用に値するものかを吟味し、評価や批判する力をつけていくことは、子どもたちに未来を託す私たち大人の責務だと考えます。

　そのような力をつけるには小中高の国語の授業、特に説明的文章の授業が重要になってくることは間違いないでしょう。
　この入門講座では、先生方が教材を研究し、説明的文章の読み方を子どもたちがエキサイティングに、そして着実に学んでいけるような授業づくりの方法をご紹介できればと考えています。

　また、その中で今回の大会テーマである学習課題や発問、助言などについても一緒に考えていければと思います。
　どうぞ、よろしくお願いいたします!

鈴野 高志(茗渓学園中学高校)