研究・実践
説明的文章の読みに役立つ書籍の紹介
説明的文章の読みに役立つ書籍を紹介します。 石黒圭『段落論 日本語の「わかりやすさ」の決め手』 (2020年2月29日発行 光文社新書) 〈第一部〉段落の原理 第1章 箱としての […]
短歌・俳句の授業を「対話の生まれる楽しい学び」に
短歌や俳句の授業を行うとき、私はもうずいぶん前から「読み研」八女サークルの先輩方に教えていただいた、次の七つの読むべき項目を挙げたプリントを用いています。 (1)大意 (だいたいの意味を捉える。)(2)時 (作品 […]
朝日新聞社説 国際学力調査 自分の考えを育む授業を 2019.12.4
2018年のPISAの読解力の成績が15位に落ちた、その結果を受けて出された社説に、読み研代表阿部昇さんのコメントが引用されています。
小学校 物語の教材研究 (東書・小一)「おとうとねずみ チロ」(もりやまみやこ)を読む その3
その1/その2/その3 5「あ、り、が、と、う。」の読み〈四場面〉の最後は次のようである。 そして、「ありがとう。」が きえるのを まって、もう 一ど、こんどは ゆっくり いいました。「あ、り、が、と、う。」チロは、「あ […]
小学校 物語の教材研究 (東書・小一)「おとうとねずみ チロ」(もりやまみやこ)を読む その2
その1/その2/その3 4〈二場面〉と〈四場面〉を比べる 兄さんや姉さんに「チロのはないよ」と言われたとき、チロはとても心配して、おばあちゃんに自分の思い(あるいは自分の存在)を伝えたいと思う。しかし、字が書けないチロに […]
小学校 物語の教材研究 (東書・小一)「おとうとねずみ チロ」(もりやまみやこ)を読む その1
読み研通信124号からの転載です。 その1/その2/その3 「おとうとねずみ チロ」は、東京書籍小学1年・下に収録されている三匹のねずみのきょうだいの物語である。以下のようなあらすじである。 ある日、おばあちゃんから「新 […]
今こそ「物語・小説でどのような力をつけるか」の検討を
今こそ「物語・小説でどのような力をつけるか」の検討を 平成31年度の全国学力・学習状況調査(いわゆる全国学力テスト)の結果が発表されたが、今年の小学校国語の問題はすべて実用的な文章を用いた問題であった。つまり物語教材の問 […]
『詩の世界』( 光村図書・中学1 年) の教材研究
『詩の世界』( 光村図書・中学1 年) の教材研究 武田 正道 ~ 「構造よみ」と表現技法から読み深める~ 光村図書の国語教科書では、中学に入って初めて学ぶ教材が『野原はうたう』( 工藤直子) という詩の教材(「のは […]