教材研究
『詩の世界』( 光村図書・中学1 年) の教材研究
『詩の世界』( 光村図書・中学1 年) の教材研究 武田 正道 ~ 「構造よみ」と表現技法から読み深める~ 光村図書の国語教科書では、中学に入って初めて学ぶ教材が『野原はうたう』( 工藤直子) という詩の教材(「のは […]
『ごんぎつね』の教材研究でわかったこと
『ごんぎつね』(新美南吉、光村図書・東京書籍・教育出版・学校図書・三省堂 4年)の作品の中に「物置」という表現が4回、「なや」という表現が1回出てくる。両方とも「薪や炭や雑具等を入れておく小屋のこと」という意味であるが、 […]
小学校・詩の授業「風景 純銀もざいく」(山村暮鳥)教材分析
『読み研通信』116号より 1 教材分析 風景 純銀もざいく 山村暮鳥 いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのは […]
俳句の教材研究 「いくたびも雪の深さを尋ねけり」
俳句を扱った時の教材研究を紹介します。 いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規 〈季語〉雪(冬) 〈切れ字〉けり 〈どこで一番大きく変化しているか〉いくたびも雪の深さを/尋ねけり①「雪の深さ」はふつうなら測るといった […]
「種をまく人」学校図書 中学三年 構造読み
「種をまく人」の構造読みを、1月30日の第五回神奈川学習会の場で、みんなで考えてみました。いっけんすると、バラバラの話の短編が三つ集まったようなのですが、この教材部分で構造を考えることができました。構造を考えてみたら、や […]
「蜘蛛の糸」の主人公は誰?
『読み研通信』114号より 一、はじめに 「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)は多くの人が知っている話であるが、授業でどのように扱っているのだろうか。教育出版では中一の教科書に読書教材として載っている。名古屋サークルで検討して、こ […]
「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)の教材分析
◆構造・構成のよみ 冒頭 ある日のことで・・・ 発端 すると、地獄の底に・・・ 山場のはじまり すると、一生懸命に上ったかいがあって、・・・ ◎クライマックス 今までなんともなかった蜘蛛の糸が、急に犍 […]
「海雀」(北原白秋)の教材研究
「海雀」は、長年に渡って小学校5年生の教科書に採用されていました。 反復、リフレインなどの表現技法に着目させながら、 詩のもつ「音楽性」や「絵画性」を学ばせるに適した教材です。 五七調で書かれており、古典への導入教材とし […]