読み研・研究紀要 19(2024.12)を刊行しました!

『研究紀要』19を刊行しました。

子安潤氏(愛知教育大学名誉教授)の「読むことの拡大と貧困化の間」、阿部昇氏(秋田大学名誉教授)の「『ジャンル』識別を生かした説明的文章のあたらしい指導」をはじめとして多くの論考が示されています。

「モチモチの木」(斎藤隆介)「羅生門」(芥川龍之介)吉野弘の詩、「作られた『物語』を超えて」(山極寿一)「水の東西」(山崎正和)「現代日本の開花」(夏目漱石)などの教材が多面的・多角的に論じられています。

学校1年生の説明的文章教材における系統性についての批判的検討もあります。

いずれも現在の国語科教育の課題に応える問題提起性のある論考です。是非お読みください。

下記より送料込み1,000円(税込)でご購入いただけます。

『研究紀要 19』 目次

  •  読むことの拡大と貧困化の間——————子安 潤
  • 「ジャンル」識別を生かした説明的文章のあたらしい指導―説明型・論説型の区別を指導過程・内容・教材研究に生かす試案—————阿部 昇
  • 「モチモチの木」(斎藤隆介)(小学校3年)の教材研究———永橋 和行
  •  論理で読み解く『羅生門』の主題 ―下人の言動の二つの矛盾———杉山 明信
  • 「転」につながる形象を読み主題を捉える詩の教材研究―中学校詩教材「岩が」(吉野弘)を題材に———渡邊 絵里
  •  小学校1年生の説明的文章教材における系統性についての批判的検討———鈴野 高志
  • 「作られた『物語』を超えて」(山際寿一)の「仮説」と「論証」を吟味する———熊添 由紀子
  •  高校評論文「水の東西」(山崎正和)の文種と指導過程についての考察————竹田 博雄
  • 「現代日本の開化」(夏目漱石)から学ぶ語りの工夫———町田 雅弘

1号〜18号の「研究紀要」全目次一覧はこちら!