第36回夏の大会の紹介①「『講座【A】新しい発見を生み出す助言の方法』、わたしが担当します!」(岩崎 成寿先生)

学ぶマインドと方法を教える「助言」の構築

近年、「教えない授業」が注目されています。それは、従来の「教師が教える(教え込む)」授業から「子どもが(主体的に)学ぶ」授業への転換です。
では、どうすれば「子どもが学ぶ」授業が実現するのか。実は、「教えない授業」を成立させるためには、教師が子どもに学ぶマインドと学ぶ方法を「教える」必要があり、その鍵を握るのが授業における教師の「助言」であると考えます。

国語の授業における「助言」には、二つの役割があります。
一つは、教師の力を借りずに子どもが自力で文章を読めるようになるために発する〈「読みの方法」を教える「助言」〉、もう一つは、上記以外に教師が授業の中で発する〈子どもの発言を促し評価し整理する「助言」〉です。
これらの「助言」は、子どもが意欲的に学びに向かう上で重要であり、教師が自覚的である必要があります。

今回の講座では、これらの「助言」を授業の中でどのように構築すればよいのかについて具体的な教材を用いながら考えます。

岩崎 成寿先生(立命館守山中学校・高等学校)