教材研究
説明的文章「動物の体」(東京書籍・小学五年)の教材研究
1.構造よみ 前文 1段落本文 1 2~6段落 (動物の体の形と気候との関係) 2 7~9段落 (動物の体格と気候の関係) 3 10~13段落 (動物の毛皮の役目) 4 14~21段落 (ラクダの体の仕組 […]
「竹取物語」の冒頭部分を読む
内藤賢司(運営委員) 私の、次のような小さな読みの試みでも、古典の読みのおもしろさが生徒たちに広がった。その実践を次に報告します。 「竹取物語」の冒頭部分(教科書掲載部分)を、小説・物語の導入部を読む指標で読んでみたい […]
『モチモチの木』(光村小三)の授業
読み研通信87号(2007.4) 本山智子(町田市立忠生第三小学校) I.はじめに シリーズの二回目として、斎藤隆介の「モチモチの木」を取り上げた。 教師は、物語を読んで構造よみをする。この時まずつかむべき事は、発端と […]
発端の基準として「勢力の出会い」を重視しすぎることの是非 ~『物と心』構造よみ(発端)を通して~
読み研通信86号(2007.1) 1.構造読み発端の授業 「物と心」の発端として候補に挙がる箇所は、次の二箇所であろう。A「兄の宗一と一緒に、・・・」B「浩は、自分は丸刃にしてしまったが、・・・」Aを支持する意見は、「兄 […]
『物と心』(小川国夫)構造よみ教材分析
本作品は、現在私が教えている学校で、中学三年生の教材として位置づけられている。形象よみ・主題よみの教材分析は既に本HPに既に掲載されているので、構造よみの分析(発端で出会う二つの勢力を中心に)を試みてみたい。 1. 教 […]
「きつねのおきゃくさま」の教材研究
読み研通信85号(2006.10) 橋口みどり(東京・町田サークル) 一、作品について 絵本「きつねのおきゃくさま」の教材化である。話者(語り手)は、昔のお話を聴者(聞き手)である子どもたちに聞かせるように書いたもので […]
徒然草の評価的「吟味読み」
内藤賢司(福岡・矢部中学校) はじめに 運営委員諸氏のすぐれた実践報告がある中で、こんなささいな実践の報告でもいいのだろうかと思いつつ、報告いたします。もうみなさんも実践してあるのかもしれません。それでも、また違った部 […]
授業に挑む 詩「相聞」の授業づくり
読み研通信84号(2006.7) 一.学生の教材分析と授業案づくり 教職課程の国語科教育法も後期の大詰めに入って、学生による模擬授業を行うことになった。二クラスとも学習グループは7班編成である。教材は詩、二〇分間の模擬 […]
森鴎外「高瀬舟」の構造よみ(教材研究)
本稿は、先日の「第1回関西地域学習会」において報告した内容を基に、当日の検討で出された意見をふまえてまとめ直したものである。この作品の構造よみでは、発端は比較的わかりやすいが、クライマックスは難しいと言える。そこで、ク […]
随筆の構造よみ ─「字のないはがき」─
読み研通信78号(2005.1) 西原丈人(立命館宇治中学校・高等学校) 1 はじめに この原稿を書くにあたって大いに迷った。なぜなら、私は「読み研方式」を踏襲した授業を実践しているわけではない。むしろ「読み研方式」に […]