研究・実践
1時間の授業をどう組み立てるか(2)
「森のスケーター やまね」(教育出版小3)を例に (続き) 次に、「天てき」と「冬みん」を取り立てて指導します。 ●天てき=天敵。二分すると、「天の敵」。その動物にとっていちばんおそろしい特定の動物。例 ハブに対するマ […]
全国学力調査と犬山市の教育
4月24日、全国学力調査が行われました。43年ぶりです。46年前(1961年)のそのとき、歴史が動きました。私たちは処分覚悟で全国的な「学テ反対闘争」に立ち上がりました。やがて実施結果の矛盾が噴出し、テストは4年間で中 […]
『モチモチの木』(光村小三)の授業
読み研通信87号(2007.4) 本山智子(町田市立忠生第三小学校) I.はじめに シリーズの二回目として、斎藤隆介の「モチモチの木」を取り上げた。 教師は、物語を読んで構造よみをする。この時まずつかむべき事は、発端と […]
「教育基本法第10条」の吟味よみ
高橋喜代治 昨年10月、大学の国語科教育法で「教育基本法」の吟味よみを行った。学生への課題を次に示す。 ○次の条文は現教育基本法と改定案の第10条(教育行政)です。比較し、その違いについて考察しなさい。また、あなたはA […]
1時間の授業をどう組み立てるか(1)
「森のスケーター やまね」(教育出版小3)を例に 辞書の意味だけでよしとしていませんか? 語句の意味を考えて、読みの力をつける ●「先生、国語辞典の引き方はわかったけど、辞書には三つも四つもの意味が書いてあって、この文章 […]
土台となる国語学力をつける授業づくり
読み研通信86号(2007.1) 「読み研第20回夏の大会」は記念大会にふさわしく、過去最高の参加者数を記録した。『読み研』の理論と実践の広がりを確認できた大会になり、たいへん喜ばしい。広がりはつくれた。しかし一方で授業 […]
発端の基準として「勢力の出会い」を重視しすぎることの是非 ~『物と心』構造よみ(発端)を通して~
読み研通信86号(2007.1) 1.構造読み発端の授業 「物と心」の発端として候補に挙がる箇所は、次の二箇所であろう。A「兄の宗一と一緒に、・・・」B「浩は、自分は丸刃にしてしまったが、・・・」Aを支持する意見は、「兄 […]
「大人になれなかった弟たちに…」の授業
「大人になれなかった弟たちに…」(米倉斉加年・光村図書・中1) 一 作品について 「大人になれなかった弟たちに…」は絵本を教材化したものである。絵は米倉斉加年自身が描いている。だが、文章としても独立した小説である。 題名 […]