読み研通信
発端の基準として「勢力の出会い」を重視しすぎることの是非 ~『物と心』構造よみ(発端)を通して~
読み研通信86号(2007.1) 1.構造読み発端の授業 「物と心」の発端として候補に挙がる箇所は、次の二箇所であろう。A「兄の宗一と一緒に、・・・」B「浩は、自分は丸刃にしてしまったが、・・・」Aを支持する意見は、「兄 […]
展開部以降の線引きの指標を再考する
丸山義昭(読み研運営委員) 読み研通信85号(2006.10) 展開部以降の三つの指標 今夏の大会の模擬授業で中学校の小説教材「形」(菊池寛)展開部の線引きの授業をおこなった。事前に、他の運営委員から「事件の発展」だけ […]
読み研の二十年、そしてこれからの五年
読み研通信85号(2006.10) はじめに 2006年の夏の大会は、すでにチラシなどでもお知らせしていたように、読み研創立20周年の記念すべき大会でした。おかげさまで280名を超すご参加を頂き、読み研創立史上最高の参 […]
飛び込み学年での半年
読み研通信85号(2006.10) 一、はじめに 今年度は昨年度に引き続き、中三を担当することになりました。飛び込みの学年というのは、自分の授業の方法が通用しないので、生徒との合意を得ながら丁寧に指導する必要があると考 […]
「きつねのおきゃくさま」の教材研究
読み研通信85号(2006.10) 橋口みどり(東京・町田サークル) 一、作品について 絵本「きつねのおきゃくさま」の教材化である。話者(語り手)は、昔のお話を聴者(聞き手)である子どもたちに聞かせるように書いたもので […]
子ども向け読み方講座を開いて
読み研通信84号(2006.7) 日浦成夫(東大阪・枚岡西小学校) 採択された教科書や教材の変化とその対応の難しさ 国語の読み方をどのように実践していくかは、その学年の一年間を見通して考えていかなくてはなりません。また […]
授業の中の「言葉かけ」
読み研通信82号(2006.1) 1 むむむっ! 昨年の夏休み、「読み研夏の大会」が行われた時のことです。暑い中、本当にたくさんの方に参加していただき会場は満席となりました。私はその研究会の中のある一つの講座「初心者講 […]
話せば→わかる。―添削を口頭で行う―
読み研通信84号(2006.7) 広井 護(土佐高等学校) 一 はじめに 読み研方式を受験指導に応用すると、きわめて有効であることを発見した。実は、「口頭添削」と名付けるすこし変わった受験指導を行っている。文字通り口頭 […]
読み研の研究 実践の緻密な検証と大胆な洗い直しを
読み研通信84号(2006.7) 2006年8月の読み研夏の大会は、二十周年記念大会となる。これまで読み研は、様々な研究・実践上の成果を残してきた。しかし、一方でまだまだ研究・実践上の甘さ・課題も少なからず抱えている。 […]
授業に挑む 詩「相聞」の授業づくり
読み研通信84号(2006.7) 一.学生の教材分析と授業案づくり 教職課程の国語科教育法も後期の大詰めに入って、学生による模擬授業を行うことになった。二クラスとも学習グループは7班編成である。教材は詩、二〇分間の模擬 […]