第35回 読み研 冬の研究会の報告

2020年12月26日(土)に「第35回 読み研 冬の研究会」が開催されました。コロナ禍の中ではありましたが、状況を鑑み、Zoomにての開催となりました。おかげさまで、168名の方に参加していただき無事終了することができました。ありがとうございました。

 今回の冬の研究会のテーマは「対話的な学びを生かして国語の授業を変える ~言葉の力をたしかに鍛える国語をどうつくり出すか~」でした。テーマに沿って、物語・小説と説明文・論説文の両方から、授業実践の提案が行われました。また講演では、代表の阿部昇が「国語の授業で対話的な学びを生かすための5つのポイント」という演題で話をしました。

以下、参加者の皆さんに書いていただいたアンケートの一部をご紹介します。

① 読み研、Zoomでの研修共に初めての参加でしたが、主催者の方に細かな配慮をしていただき、有意義な会になりました。ありがとうございました。夏の大会も楽しみにしています。


② 噛み砕いて説明してくださったので、経験の浅い私でも理解することができ、大変有意義な時間でした。ありがとうございました。


③ いろいろな研究会に出てきましたが、ようやくたどり着いた思いです。もう少し早く「読み」の授業研究会を知っていれば、とも思います。しかし、出会えてうれしい限りです。自分なりに実践できたらと思っております。


④ 初めての参加でしたが、大変学びの多い勉強会となりました。前半の2つの教材を通しての教材分析では、改めて視点をもつことの大切さを実感することができました。後半の阿部先生のお話は初めてうかがいましたが、目から鱗の内容の連続でした。特に印象に残っているのは、「内言の外言化」です。探究過程のイメージを明確にもち、授業づくりに努めていきたいと思います。また、学者リーダーの育成についても取り組んでいきたいと思います。


⑤ 途中からの参加でしたが、夢中になって学び、あっという間でした。小学校の教員ですが、中高の教材にも触れながら、読みの授業について考えることができました。


⑥ 2つの授業と講演ありがとうございました。特に講演の中で、到達点としての目標を具体的にすることや、ゴールからの授業を構築することの必要性がよくわかりました。夏の読み研大会の講座の中で、その部分が見える授業があると助かります。よろしくお願いします。


⑦ Zoomによるオンライン開催のおかげで地方の人間も参加が可能となった。できれば、今後もオンライン開催を一つのオプションとして持ち続けていただきたい。地域に限定されない会の開催を期待します。


⑧ 初めて参加させていただきました。構造よみの考え方や、対話的な学びの生かし方など、自分の授業をふり返り、授業改善のためのご示唆をたくさんいただくことができました。ありがとうございました。


⑨ Zoom開催は参加のハードルが低くてよかったです。対面型研究会が復活してからも、Zoom参加枠も設けてもらえると、現地に行けなくても勉強ができるのでありがたいです。


⑩ 学校に行って顔を突き合わせて対話をして学ぶ大切さを、改めて感じました。その子どもたちの対話を、教師がどうコーディネートするのか、もう少し具体的な授業の話が知りたいです。


⑪ 内容の濃い研究会でした。物語の構造表はすぐに使いたいと思います。内言の外言化を保障すること、学習リーダーをつくり、グループ活動を活性化させることなど、詳しい話を聞けたので、普段の授業づくりを改めて見直したいと思います。8月の講演を待たず、すぐにでもまたお話を聞ける機会があるとうれしいです。Zoom開催だと、地方に住んでいても参加できるので、今後も取り入れていただきたいです。ありがとうございました。

* 2021年 読み研夏の大会は、2021・8・21~22に京都市 立命館大学で開催の予定です。