京都国語研究会の報告


 2月20日(土)に京都国語研究会を開催しました。参加者は12名でした。

 まず、読み研事務局長の加藤郁夫さんに、「子どもの学びを深める『言語活動と『アクティブラーニング』」というテーマで話をしていただきました。「単元を貫く言語活動」の終わりや、「アクティブラーニング」をどうとらえ、どう授業の中に生かしていくのかについて丁寧に話をしていただきました。

 次に永橋が、「学習集団(アクティブラーニング)の指導」について、班のつくり方やリーダーへの指導など具体的に話をさせていただきました。

 少し休憩して、交流会の時間をたっぷりとりました。京都市内(京都府内)の国語教育の現状をお互いに出し合い、「言語活動」や「アクティブラーニング」をどうとらえ、どう実践していけばいいのかについて交流し合いました。参加者の皆さんが次々に挙手をして、活発に発言をされました。それだけ学校の現場が混乱していることを証明するものになりました。

 現場の状況を把握し、みなさんの要求に合った学習会を計画していかなければいけないなと改めて思いました。参加された皆さん本当にありがとうございました。

 ◆読み研の学習会は、いつも刺激的で面白いです。「スイミー」の授業をやりたくなるような講演でした。授業改善が声高に言われる中で、「学習集団」の指導について深く理解していくことが、それに対する答えになりうると改めて感じました。(Aさん)

 ◆「単元を貫く言語活動」がなくなる方向にあるとうかがい参加しました。加藤先生が何度もおっしゃっていた「質の高い学び」は、「単元を貫く言語活動」が言われ出してから、とても求めにくくなったように思います。並行読書も、子どもたちに無理をさせているなと思います。文部科学省からおりてくる「型」にはめてしまうことなく、指導要領の内容にもどって、大切な学びは何かを考えて大切にしていきたいと思いました。(Bさん)