『ちいちゃんのかげおくり』(あまんきみこ/小3)を読む
読み研通信101号(2010.11) 『ちいちやんのかげおくり』は、光村図書三年下に収録されている作品である。 あらすじは、 お父さんの出征の前日、ちいちやんは家族四人で「かげおくり」(影法師をじっと見つめてから空を見 […]
「土」の教材研究と指導言計画
土 三好達治 1 蟻が 短(3)2 蝶の羽をひいて行く 長(3・3・3・2)3 ああ 短(2)4 ヨットのようだ 長(4・3) 【教材研究】 ◎構造よみにおける〈転 […]
説明的文章「動物の体」(東京書籍・小学五年)の教材研究
1.構造よみ 前文 1段落本文 1 2~6段落 (動物の体の形と気候との関係) 2 7~9段落 (動物の体格と気候の関係) 3 10~13段落 (動物の毛皮の役目) 4 14~21段落 (ラクダの体の仕組 […]
読み研の二十年、そしてこれからの五年
読み研通信85号(2006.10) はじめに 2006年の夏の大会は、すでにチラシなどでもお知らせしていたように、読み研創立20周年の記念すべき大会でした。おかげさまで280名を超すご参加を頂き、読み研創立史上最高の参 […]
「とんかつ」(三浦哲郎)から
関西サークルの第3回例会で、大商大堺高校の藤田隆介さんが三浦哲郎の「とんかつ」の授業について報告した。 だいぶ前のことになるが、数社の高校の国語の教科書に「とんかつ」が収録された。その時は「とんかつ」は高校の国語教師の […]
「シジミ」の誤読?から
樟蔭女子大での教科教育法の授業で、後期はこのところ毎年、学生たちに模擬授業をさせている。2~3人で班を作り、班で教材を探し(教科書に載っているものという限定はしているが)、班で教材研究・指導案づくりをし、模擬授業の本番 […]
教材研究と授業をつなぐもの ─西原さんの疑問に関わって
読み研通信79号(2005.4) 前号で立命館宇治中学高校の西原さんが、読み研方式について次のように述べている。 例えば、説明的文章の「構造よみ」や「論理よみ」では必ずといっていいほど教師同士で意見が対立する。お互い […]
「プロット」論─時間と形象に関わって─
研究紀要IV(2002.8) はじめに 少し前に公開された韓国映画に『ペパーミント・キャンディー』という作品がある。この作品は主人公キム・ヨンホが列車に飛び込んで自殺するところから始まる。そして映画は主人公の過去へと戻 […]