「見通し」が存在する授業
読み研通信84号(2006.7) 1 お疲れ様でした! 一学期が終了しようとしています。全国の先生方、本当にお疲れ様でした!皆さん、こんにちは。連載3回目となりました。読み研の運営委員、町田です。 わたし達の仕事は、生 […]
文末表現や接続語で段落の中心をつかむ?
高橋喜代治 ―埼玉県の「教育に関する三つの達成目標」パンフの件― 次のテキストをみなさんはどう思われるか。埼玉県教育委員会が昨年4月に出した「教育に関する三つの達成目標」のパンフレットの国語(中一)の説明文の例示である。 […]
生徒会指導に関する提案
高橋喜代治 生き生きとして安定した学校をつくるために 学校が生き生きと安定してあるためには、生徒の集団的・自治的な力(生徒会の存在)が欠かせません。とりわけ、そのリーダー(核)である生徒会本部役員の自覚(自治意識)づく […]
国語科カリキュラムの今昔(その1)
12年以上「今は昔」の話になる。 昔と言えど、毎年、国語科の「カリキュラム」は作らなければならなかった。しかし、作られたカリキュラムは、そのまま“お蔵入り”となる。とにかく、教科書の教材をあらかたこなせば、カリキュラム […]
平野先生の国語通信(その2)
東陵中学校 第三学年国語通信 第三号発行*そろそろテストを作成している平野先生。 腕によりをかけて涙が出るようなものをお送りするので覚悟しておこう。 俳句の読み方 「近代の俳句」の学習で、俳句はビデオより写真に近い表 […]
平野先生の国語通信(その1)
東陵中学校 第三学年国語通信 第一号 発行*二年続けて三年生を担当する平野先生。 心にスイッチを 東井義雄 誰だい?ぼくは 頭は悪いし、ダメな人間かも知れないなんて心配しているのは?ダメな人間なんてあるものか人間は […]
論証責任を問う「批判よみ」のスキル
薄井道正(滋賀県立長浜北高等学校) 拙著『謎とき国語への挑戦』(学文社)に収録した「国語通信」60号で、ロニー・アレキサンダー氏(神戸大学教授)の「『食』だけが文化なのか」(2002年5月23日付『朝日新聞』「eメール […]
「とんかつ」(三浦哲郎)から
関西サークルの第3回例会で、大商大堺高校の藤田隆介さんが三浦哲郎の「とんかつ」の授業について報告した。 だいぶ前のことになるが、数社の高校の国語の教科書に「とんかつ」が収録された。その時は「とんかつ」は高校の国語教師の […]
第3回関西サークル例会報告(2006.5.20 京都)
2006年5月20日、京都市・本能寺会館において第3回例会を開催し、9名の参加で教材研究を深めました。 報告1では、「動物の体」(東京書籍・小学5年)を使った説明的文章の読み方指導について加藤郁夫氏(大阪樟蔭女子大学 […]
評論に対して自分の意見を持たせる
丸山義昭(新潟県公立高校) 3年生の現代文の授業。4月の最初の教材が「判断停止の快感」(大西赤人)である。教科書(三省堂『高等学校 現代文』)は「評論」としているが、随筆的な文章である。 内容はおおむね次の通り。 若 […]