実践をどうつくりだしていくのか- 若い教師への実践のアドバイス -
今、「主体的・対話的で深い学び」をどう実現するかということが課題になっています。国語においても、主体的で、対話的な学びをつくりだすためには、なんといっても学級が「学び合える集団である」ということが大事だと思います。しかし […]
新学習指導要領国語科に見る人間観・教育観(下)
4.「伝統文化の重視」から見えてくるもの 旧学習指導要領の「指導計画の作成と各学年にわたる内容の取り扱い」の「教材」の項には「我が国の文化と伝統に対する理解と愛情を育てるのに役立つこと」とあった。新指導要領では、「文化 […]
新学習指導要領国語科に見る人間観・教育観(上)
1.新旧対照表から見えてくるもの 08年2月15日に新学習指導要領案が発表された。これには学習指導要領の「新旧対照表」が記載されている。加除修正された文言を見ると、重要な変更点や見過ごしがちな記述の違いがあるのに気が付 […]
1時間の授業をどう組み立てるか(2)
「森のスケーター やまね」(教育出版小3)を例に (続き) 次に、「天てき」と「冬みん」を取り立てて指導します。 ●天てき=天敵。二分すると、「天の敵」。その動物にとっていちばんおそろしい特定の動物。例 ハブに対するマ […]
全国学力調査と犬山市の教育
4月24日、全国学力調査が行われました。43年ぶりです。46年前(1961年)のそのとき、歴史が動きました。私たちは処分覚悟で全国的な「学テ反対闘争」に立ち上がりました。やがて実施結果の矛盾が噴出し、テストは4年間で中 […]
1時間の授業をどう組み立てるか(1)
「森のスケーター やまね」(教育出版小3)を例に 辞書の意味だけでよしとしていませんか? 語句の意味を考えて、読みの力をつける ●「先生、国語辞典の引き方はわかったけど、辞書には三つも四つもの意味が書いてあって、この文章 […]
「大人になれなかった弟たちに…」の授業
「大人になれなかった弟たちに…」(米倉斉加年・光村図書・中1) 一 作品について 「大人になれなかった弟たちに…」は絵本を教材化したものである。絵は米倉斉加年自身が描いている。だが、文章としても独立した小説である。 題名 […]
授業に挑む 詩「相聞」の授業づくり
読み研通信84号(2006.7) 一.学生の教材分析と授業案づくり 教職課程の国語科教育法も後期の大詰めに入って、学生による模擬授業を行うことになった。二クラスとも学習グループは7班編成である。教材は詩、二〇分間の模擬 […]
国語科カリキュラムの今昔(その1)
12年以上「今は昔」の話になる。 昔と言えど、毎年、国語科の「カリキュラム」は作らなければならなかった。しかし、作られたカリキュラムは、そのまま“お蔵入り”となる。とにかく、教科書の教材をあらかたこなせば、カリキュラム […]
詩「相聞」(芥川龍之介)の授業
この教材は、平成5年度版の東京書籍の教科書(中3)に採録された。いい教材だと思っていたが、一回限りで姿を消した。思うに、「不倫」と読まれては、教育上よろしくないとでも考えたのだろうか。 佐藤春夫の解説が1ぺージ載ってい […]