研究・実践

授業づくり
発問を考える 「ごんぎつね」より  ─仲間と学ぶことの喜びと発見のある授業を─

読み研通信72号(2003.7) 発問こそ命  まだ二十代の頃、校内研の講師として来られた、当時千葉大付属小の野口芳宏先生が「授業は発問が命、本質をえぐり出し、葛藤を生み出す発問に教師の力量の全てがかかっている」、そのよ […]

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授業づくり
実践報告 「アーチ橋のしくみ」(教育出版・小4)

読み研通信72号(2003.7) 《始めに》  私は、読み研の指導理論がよくわかっていない。だから、新教材にぶつかるたびにクライマックスは?柱は?と揺れてしまう。私自身の教材分析力の足らなさになさけないおもいをしている。 […]

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教材研究
見えないものが、見えてくる! 異説「秘密」(原田宗典・教育出版・中学二年)の教材分析

読み研通信70号(2003.1) 1 見えているもの  この物語は、「十歳の夏休み、わたしは隣町の『秘密屋』で、偶然、母の秘密が質流れになって売りに出されているのを見た。わたしは、自分の秘密を質草にして母の秘密を買い、中 […]

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授業づくり
子供たちと創る想像の世界 ──読みから描画の世界へ

読み研通信70号(2003.1) 本山智子(町田市立忠生第三小学校) 1 お話の世界を子供達と創る 私は一年生を持つと、大抵二学期に同学年の先生に同意をいただいて、次の実践を行う。国語から図工への発展的授業である。ウクラ […]

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教材研究
教材研究 「体を守る仕組み」(光村・小四下)

読み研通信70号(2003.1) 甘利祐子(東大阪市立加納小学校) 1 はじめに  もし、自分が病気にかからなければ、原稿を書くというだいそれたことは、しなかっただろうと思います。手術後、夏の大会に参加し、原稿依頼を受け […]

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授業づくり
小学校低学年の読みの指導

読み研通信69号(2002.10) 1.はじめに  読み研方式の授業法を知ってから、国語の授業が楽しくなってきた。それまでの国語の授業では、「文章を読んで子どもにどんな力がつけられたか」という点がいつも曖昧だったからであ […]

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授業づくり
読みから書きへの発展

研究紀要IV(2002.8) 一 学習指導要領と読み研の課題  科学的「読み」の授業研究会 (読み研) は、「読み」の分野に重点を置いて実践研究を続けてきた。しかし、学習指導要領では、コミュニケーション能力を重視し、新し […]

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授業づくり
「プロット」論─時間と形象に関わって─

研究紀要IV(2002.8) はじめに  少し前に公開された韓国映画に『ペパーミント・キャンディー』という作品がある。この作品は主人公キム・ヨンホが列車に飛び込んで自殺するところから始まる。そして映画は主人公の過去へと戻 […]

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教材研究
小説・物語のクライマックスをめぐる問題  ─「きつつきの商売」を例にプロット・ストーリー問題を再考する─

読み研通信68号(2002.7) 1 「きつつきの商売」のクライマックスはどこか  二〇〇二年四月の読み研・運営委員会で、クライマックス論争があった。二〇〇二年の夏の大会で取り上げられる物語教材「きつつきの商売」(林原玉 […]

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授業づくり
視写・写本

読み研通信68号(2002.7) 海崎義隆(読み研運営委員) 小説家になりたいわけではなかったが、中学生のころ、鈴木三重吉の「千鳥」や川端康成の「夏の靴」なんぞを夢中で書き写した時期があった。 詩を視写する  背面黒板に […]

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