研究・実践
京都文学散歩(4) 「異邦人(いりびと)」と「激流」
京都文学散歩(4) 「異邦人(いりびと)」と「激流」 「異邦人(いりびと)」は、原田マハの作品です。原田マハは、キュレーターであり作家でもあります。キュレーターとは、博物館や美術館において収集資料の研究に携わり、専門知 […]
【読み研通信掲載実践】読み研方式と大学受験(1回~4回)
【1】 私の個人的な見解にはなってしまうが、読み研方式の授業は、現在(特に高校で)一般的に行われている「教師による解説型授業」・「教師による発問型授業」に対する批判から生まれたと考えている。従来のこういったスタイルの授業 […]
京都文学散歩(3) 「それでも私は行く」と「活動寫眞の女」
「それでも私は行く」は、織田作之助の作品です。昭和21年、京都日日新聞(後の京都新聞)に掲載され、たちまち町の評判となり、題名の「それでも私は行く」という言葉は、ちょっとした流行語になったそうです。 先斗町のお茶屋「桔 […]
劇場版「ごん」を観る
新美南吉の「ごんぎつね」の映画化です。人形アニメーションで、上映時間30分の小品です。 何よりも、映像が美しいのです。枝の先にとまってなくもず。すすきの穂の中から顔をのぞかせるごん。彼岸花が一面に咲き乱れる野原。一つ […]
京都文学散歩(2) 「古都」と「美しさと哀しみと」
「古都」は、川端康成の作品です。老舗呉服商の一人娘として育った捨て子の娘が、北山杉の村で見かけた自分の分身のような村娘と祇園祭の夜に偶然出逢う物語です。互いに心を通わせながらも同じ屋根の下で暮らせない双子の娘の健気な姿が […]
京都文学散歩(1) 『高瀬舟』と『高瀬川』
京都文学散歩(1) 『高瀬舟』と『高瀬川』 京都で「読み研夏の大会」が開催された時、現地特別講座「京都文学散歩」を計画したことがありました。参加者は少なかったですが、二条通から寺町通へと進み、梶井基次郎の「檸檬」のあと […]
文学から劇作へ 「南吉、賢治、啄木、多喜二を語る」
私の、「遊び心」が彷彿し、文学から劇作へ挑戦してみました。有名な作者、作品を物語る「シナリオ」です。その導入部を紹介します。 タイトルは、「南吉、賢治、啄木、多喜二を語る」です。さて、舞台はどう展開していくのか?その導入 […]
「言葉による見方・考え方」を育てるための「注文の多い料理店」(宮沢賢治)の教材研究
「言葉による見方・考え方」を育てるための教材研究 2019年「読み研夏の大会」に提案した「注文の多い料理店」の教材分析を一部修正して、再度提案します。 構造よみ、形象よみ(今回は吟味よみは省略)はもちろん、表 […]
四日市公害のドキュメンタリー番組「こっこの空」3月18日(水)午後7時 KBS京都で放送
読み研夏・冬の大会に毎年参加されている、三重県の早川寛司さんからの発信です。お時間のある方は、ぜひ番組をご覧ください。 四日市公害のドキュメンタリー番組「こっこの空」が、3月18日(水)午後7時 KBS京都で放送され […]
『大造じいさんとがん』常体バージョンと敬体バージョンの比較
椋鳩十『大造じいさんとガン』には、常体バージョンと敬体バージョンがある。光村図書・東京書籍・学校図書は敬体バージョンを、教育出版は常体バージョンを採用している。同じ敬体バージョンでも、光村図書は「まえがき」があるものを […]