国語教育の視点による「科学ディベート」の実践
論理的に思考し、議論する力の習得を目指して 松井 健(立命館守山高等学校) 本校はSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)指定校として2年目を迎えた。カリキュラムは理数教科に特化しており、正課内外では教科間連携をし […]
啄木短歌(二首)の分析
丸山義昭(新潟県立長岡大手高校) 私の高校で使っている1年生の国語総合の教科書(第一学習社『新訂 国語総合 現代文編』)に啄木の短歌が三首載っている。その内の二首を授業で扱うこととなった。二首とも自分では初めて扱う歌で […]
第10回関西サークル例会報告(2008.1.26 大阪)
1月26日(土)、9名の参加で第10回例会を開催し、小説の教材研究を行いました。 最初に、中学校の定番教材である「走れメロス」(太宰治)について、加藤恵美子先生(池田中学校)が報告しました。検討では、「メロスとディオ […]
説明的文章「動物の体」(東京書籍・小学五年)の教材研究
1.構造よみ 前文 1段落本文 1 2~6段落 (動物の体の形と気候との関係) 2 7~9段落 (動物の体格と気候の関係) 3 10~13段落 (動物の毛皮の役目) 4 14~21段落 (ラクダの体の仕組 […]
第9回関西サークル例会報告(2007.11.17 大阪)
11月17日に9回目の例会をもちました。参加者は7名でしたが、関西サークルが少しずつ定着してきていることを実感できる内容でした。神戸の永田彰さんと加藤で『白いぼうし』の実践と教材研究の報告、豊中の児玉健太郎さんから中学 […]
「読み」の授業の中でのスポット文法のすすめ(2)
読み研通信89号(2007.10) 前回に引き続き、読みの授業の中でスポット的に文法を扱うことで作品の理解が深まるような場面を提案したい。 1 「トロッコ」(芥川龍之介)の終結部から 「トロッコ」は、八歳 […]
PISA「読解力」およびCOE「読解力」と読み研
読み研通信89号(2007.10) 一 PISA「読解力」・COE「読解力」に共通する日本の弱点 二○○三年にOECD(経済協力開発機構)が実施したPISA(生徒の学習到達度調査)の結果が、二○○四年に公表された。それ […]
第8回関西サークル例会報告(2007.9.22 大阪)
今回取り扱う教材が全て高校教材であったにもかかわらず、小中の教員も含め11名の参加者で充実した研究会となりました。 最初に、高槻中学高等学校の竹田博雄先生の分析報告「こころの情報学」(高校1年評論・西垣通)を検討しまし […]
「竹取物語」の冒頭部分を読む
内藤賢司(運営委員) 私の、次のような小さな読みの試みでも、古典の読みのおもしろさが生徒たちに広がった。その実践を次に報告します。 「竹取物語」の冒頭部分(教科書掲載部分)を、小説・物語の導入部を読む指標で読んでみたい […]
国語授業の改革7号(2007年)
教材研究を国語の授業づくりにどう生かすか 中央教育審議会はじめ様々な場で「読解力」向上が叫ばれ「読むこと」の指導が見直されようとしています。また、「確かな学力」の育成、到達目標的な教科指導のあり方も強調されつつあります。 […]