授業づくり
論証責任を問う「批判よみ」のスキル
薄井道正(滋賀県立長浜北高等学校) 拙著『謎とき国語への挑戦』(学文社)に収録した「国語通信」60号で、ロニー・アレキサンダー氏(神戸大学教授)の「『食』だけが文化なのか」(2002年5月23日付『朝日新聞』「eメール […]
評論に対して自分の意見を持たせる
丸山義昭(新潟県公立高校) 3年生の現代文の授業。4月の最初の教材が「判断停止の快感」(大西赤人)である。教科書(三省堂『高等学校 現代文』)は「評論」としているが、随筆的な文章である。 内容はおおむね次の通り。 若 […]
学年全員による呼びかけ(ビデオ沖縄戦「未来への証言」を見て)の指導(後編)
小倉泰子(東京都葛飾区立一之台中学校) 2.エイサーへの学年の取り組み 昨年の文化祭では、エイサーあしびなーに取り組んだ。今年は動きがやや難しいミルクムナリに取り組むことにした。昨年エイサーに取り組んだのは、子どもたち […]
学年全員による呼びかけ(ビデオ沖縄戦「未来への証言」を見て)の指導(前編)
小倉泰子(東京都葛飾区立一之台中学校) 報告の概要 文化祭の学年発表(沖縄の民舞「エイサー」の発表)の中に、全員による呼びかけを入れた。一人40~160字の言葉を、ステージ前のひな壇に上って、客席に向かって何も見ずに呼 […]
詩「相聞」(芥川龍之介)の授業
この教材は、平成5年度版の東京書籍の教科書(中3)に採録された。いい教材だと思っていたが、一回限りで姿を消した。思うに、「不倫」と読まれては、教育上よろしくないとでも考えたのだろうか。 佐藤春夫の解説が1ぺージ載ってい […]
授業に挑む ─「自己PR」を書く─
読み研通信83号(2006.4) 実践というものは、ちょっとしたキッカケから、糸を紡ぐように広がりを見せることがある。 学習院女子大で「論理的文章を書く」という講座を担当していたとき、「エントリーシートを見ていただけま […]
『ミミコの独立』(山之口貘)
読み研通信83号(2006.4) 宮城洋之(東京都杉並区立荻窪中学校) 年度が替わり、初めて対面した生徒たちとの授業をスタートさせている先生方も多いと思う。 「読み研」の授業と初めて出会う生徒の導入教材として、数年来、 […]
授業に規律を生み出そう
読み研通信83号(2006.4) 1 勝負! 昨年度一年間の授業はいかがでしたか。みなさん、こんにちは。連載の2回目となりました。読み研の運営委員、町田と申します。今号も、しばらくおつきあいのほどを……。 同僚の教員で […]
「大造じいさんとがん」の授業
私は、5年生の担任をしている。12月の国語の授業について紹介する。 学年を代表して校内の現職教育の努力点の授業「大造じいさんとがん」(椋鳩十)に取り組むことになっていた。 読み研で、名古屋の読み研で科学的読みの授業研究 […]
ディベートで読む「こころ」の授業・全記録
この授業記録は、『研究紀要6』所収「ディベートで読む『こころ』の授業──二値的論題による形象よみは有効か──」の中で示したものと同一の記録である。ただし、拙稿では紙幅の都合により半分近くを省略したため、討論の流れがつか […]