教材研究
見えないものが、見えてくる! 異説「秘密」(原田宗典・教育出版・中学二年)の教材分析

読み研通信70号(2003.1) 1 見えているもの  この物語は、「十歳の夏休み、わたしは隣町の『秘密屋』で、偶然、母の秘密が質流れになって売りに出されているのを見た。わたしは、自分の秘密を質草にして母の秘密を買い、中 […]

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授業づくり
子供たちと創る想像の世界 ──読みから描画の世界へ

読み研通信70号(2003.1) 本山智子(町田市立忠生第三小学校) 1 お話の世界を子供達と創る 私は一年生を持つと、大抵二学期に同学年の先生に同意をいただいて、次の実践を行う。国語から図工への発展的授業である。ウクラ […]

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教材研究
教材研究 「体を守る仕組み」(光村・小四下)

読み研通信70号(2003.1) 甘利祐子(東大阪市立加納小学校) 1 はじめに  もし、自分が病気にかからなければ、原稿を書くというだいそれたことは、しなかっただろうと思います。手術後、夏の大会に参加し、原稿依頼を受け […]

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授業づくり
小学校低学年の読みの指導

読み研通信69号(2002.10) 1.はじめに  読み研方式の授業法を知ってから、国語の授業が楽しくなってきた。それまでの国語の授業では、「文章を読んで子どもにどんな力がつけられたか」という点がいつも曖昧だったからであ […]

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授業づくり
読みから書きへの発展

研究紀要IV(2002.8) 一 学習指導要領と読み研の課題  科学的「読み」の授業研究会 (読み研) は、「読み」の分野に重点を置いて実践研究を続けてきた。しかし、学習指導要領では、コミュニケーション能力を重視し、新し […]

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授業づくり
「プロット」論─時間と形象に関わって─

研究紀要IV(2002.8) はじめに  少し前に公開された韓国映画に『ペパーミント・キャンディー』という作品がある。この作品は主人公キム・ヨンホが列車に飛び込んで自殺するところから始まる。そして映画は主人公の過去へと戻 […]

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教材研究
小説・物語のクライマックスをめぐる問題  ─「きつつきの商売」を例にプロット・ストーリー問題を再考する─

読み研通信68号(2002.7) 1 「きつつきの商売」のクライマックスはどこか  二〇〇二年四月の読み研・運営委員会で、クライマックス論争があった。二〇〇二年の夏の大会で取り上げられる物語教材「きつつきの商売」(林原玉 […]

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授業づくり
視写・写本

読み研通信68号(2002.7) 海崎義隆(読み研運営委員) 小説家になりたいわけではなかったが、中学生のころ、鈴木三重吉の「千鳥」や川端康成の「夏の靴」なんぞを夢中で書き写した時期があった。 詩を視写する  背面黒板に […]

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国語授業の改革
国語授業の改革2号(2002年)

新学習指導要領 国語科新教材のポイント発問 この発問で授業がおもしろくなる まえがき 新しい学習指導要領が、今年の四月からいよいよ実施される。「総合的な学習の時間」が新設され、国語では「伝え合う力」が強調され、「話すこと […]

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コラム・提言
いま、読み研に何が求められるか 実践のシンプルさと理論の深まりを

読み研通信67号(2002.4) 1 週休二日制と新学習指導要領  二〇〇二年から始まる週休二日制、さらには新しい学習指導要領の中で、中学・高校においても国語の時間数がこれまでよりも減ることははっきりしている。ちなみに、 […]

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