読み研通信
高校部会研究報告「水の東西」の吟味よみ
読み研通信75号(2004.4) 一 はじめに 今年二月、第十二回高校部会において、「水の東西」(山崎正和)の分析提案と模擬授業を担当させていただいた。そこでの討論をふまえて、吟味よみを中心に報告する。 なお、この文章 […]
「とんかつ」(三浦哲郎)
読み研通信74号(2004.1) 藤田隆介(大阪商大堺高校) 〈はじめに〉 「今年の一年はどうなってるねん」 ここ数年、私の勤務校の職員室で必ず耳にする、お決まりのグチ。たしかに、私自身も、三年に一度担当する一年生の激変 […]
メディア・リテラシーと国語「較べて読む」
読み研通信74号(2004.1) 高橋喜代治(三芳中学校) 一、「較べ読み」が面白い メディア・リテラシーの授業に興味を覚えた方には、先ず導入で情報の「較べ読み」をやってみることをお勧めしたい。「較べ読み」とは私が勝 […]
私が授業の中で意識して使う「言葉」〈その2〉
読み研通信73号(2003.10) 前回の通信でも、私が授業の中でよく使っている「言葉」を四点ほど載せました。きっと多くの先生方がそういった言葉をお持ちなのではないかと思います。「発問の仕方を変えたとき、授業内容がぐっ […]
私が授業の中で意識して使う「言葉」
読み研通信72号(2003.7) 唐突ですが、先生方の「授業の技術」って何ですか。こういう発問はわかりやすいとか、こういう指示を出すと上手くいくとか、こういった言い方は生徒の意欲をかきたてるとか、きっと人それぞれお持ち […]
実践報告 「アーチ橋のしくみ」(教育出版・小4)
読み研通信72号(2003.7) 《始めに》 私は、読み研の指導理論がよくわかっていない。だから、新教材にぶつかるたびにクライマックスは?柱は?と揺れてしまう。私自身の教材分析力の足らなさになさけないおもいをしている。 […]
見えないものが、見えてくる! 異説「秘密」(原田宗典・教育出版・中学二年)の教材分析
読み研通信70号(2003.1) 1 見えているもの この物語は、「十歳の夏休み、わたしは隣町の『秘密屋』で、偶然、母の秘密が質流れになって売りに出されているのを見た。わたしは、自分の秘密を質草にして母の秘密を買い、中 […]
子供たちと創る想像の世界 ──読みから描画の世界へ
読み研通信70号(2003.1) 本山智子(町田市立忠生第三小学校) 1 お話の世界を子供達と創る 私は一年生を持つと、大抵二学期に同学年の先生に同意をいただいて、次の実践を行う。国語から図工への発展的授業である。ウクラ […]
教材研究 「体を守る仕組み」(光村・小四下)
読み研通信70号(2003.1) 甘利祐子(東大阪市立加納小学校) 1 はじめに もし、自分が病気にかからなければ、原稿を書くというだいそれたことは、しなかっただろうと思います。手術後、夏の大会に参加し、原稿依頼を受け […]
小説・物語のクライマックスをめぐる問題 ─「きつつきの商売」を例にプロット・ストーリー問題を再考する─
読み研通信68号(2002.7) 1 「きつつきの商売」のクライマックスはどこか 二〇〇二年四月の読み研・運営委員会で、クライマックス論争があった。二〇〇二年の夏の大会で取り上げられる物語教材「きつつきの商売」(林原玉 […]