研究・実践
詩「相聞」(芥川龍之介)の授業
この教材は、平成5年度版の東京書籍の教科書(中3)に採録された。いい教材だと思っていたが、一回限りで姿を消した。思うに、「不倫」と読まれては、教育上よろしくないとでも考えたのだろうか。 佐藤春夫の解説が1ぺージ載ってい […]
「公立校は学校なのか」AERA4月3日号の波紋
小中一貫“教育特区”東京・品川区の教育改革裏話 この春、東京品川区で公立の小中一貫校が発足し、話題となった。「教育改革」が嵐のように進むなか、品川の教師たちの間でこんな落首がささやかれている。 品流し 改革進んで 品回 […]
授業に挑む ─「自己PR」を書く─
読み研通信83号(2006.4) 実践というものは、ちょっとしたキッカケから、糸を紡ぐように広がりを見せることがある。 学習院女子大で「論理的文章を書く」という講座を担当していたとき、「エントリーシートを見ていただけま […]
『ミミコの独立』(山之口貘)
読み研通信83号(2006.4) 宮城洋之(東京都杉並区立荻窪中学校) 年度が替わり、初めて対面した生徒たちとの授業をスタートさせている先生方も多いと思う。 「読み研」の授業と初めて出会う生徒の導入教材として、数年来、 […]
授業に規律を生み出そう
読み研通信83号(2006.4) 1 勝負! 昨年度一年間の授業はいかがでしたか。みなさん、こんにちは。連載の2回目となりました。読み研の運営委員、町田と申します。今号も、しばらくおつきあいのほどを……。 同僚の教員で […]
「センセのがっこ」で「ごんぎつね」の構造よみ
高橋喜代治 「センセのがっこ」というのは埼玉県教職員組合青年部が主催する学習会です。若い先生たちの勉強会・交流会で、泊まり込みも含め年に数回おこなわれていますが、毎回1・2年目の若い先生を中心に100人前後が集まってワイ […]
「大造じいさんとがん」の授業
私は、5年生の担任をしている。12月の国語の授業について紹介する。 学年を代表して校内の現職教育の努力点の授業「大造じいさんとがん」(椋鳩十)に取り組むことになっていた。 読み研で、名古屋の読み研で科学的読みの授業研究 […]
「シジミ」の誤読?から
樟蔭女子大での教科教育法の授業で、後期はこのところ毎年、学生たちに模擬授業をさせている。2~3人で班を作り、班で教材を探し(教科書に載っているものという限定はしているが)、班で教材研究・指導案づくりをし、模擬授業の本番 […]
森鴎外「高瀬舟」の構造よみ(教材研究)
本稿は、先日の「第1回関西地域学習会」において報告した内容を基に、当日の検討で出された意見をふまえてまとめ直したものである。この作品の構造よみでは、発端は比較的わかりやすいが、クライマックスは難しいと言える。そこで、ク […]
ディベートで読む「こころ」の授業・全記録
この授業記録は、『研究紀要6』所収「ディベートで読む『こころ』の授業──二値的論題による形象よみは有効か──」の中で示したものと同一の記録である。ただし、拙稿では紙幅の都合により半分近くを省略したため、討論の流れがつか […]